先細りの個品と厳しい消費者金融

クレジット産業全体では右肩上がりの成長を続けていくでしょうが、その個々の内訳を見ていくとやはり主役の交代が必然です。

先ず、個品の信用供与額は前年割れの状態が続いています。個品は信販会社が主として取り扱うクレジットシステムで、主力は自動車、更にその中でも中古車の比率が現在では高くなっています。中古車の販売は増えているのに、信用供与額が減っている背景には、低金利時代を反映して消費者が金利を以前にも増して意識するようになったことと、自由化で選択の幅が広がったことが考えられます。

消費者金融については、昨今の多発するトラブルや業者の行き過ぎた貸付などに対する問題、上限金利の問題でもわかるとおり、その時々の規制と関係してきますので、消費者保護、借り手保護の観点からすればかなり業者にとって厳しい状況になるでしょう。

貸金業規制法が改正されて、上限金利の引き下げが行われた場合、各社の現在の貸出金利よりも3割程度下がるといわれ、営業利益もその分の大幅な減少が見込まれます。また、貸し倒れを少なくするために貸し出しの審査も厳しくなることが予想され、利用者にとっても厳しい時代が待ち受けています。

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